iPadが日本で販売開始されてから約5ヶ月。熱もやや冷めて、どこの店でも在庫がある今日この頃です。
そんな中で、僕はまだiPadを手にしていません。僕にとってのiPadの印象は、「とにかく微妙な端末」です。
興味がないわけではないのですが、手を出すに出せない見たいな、そんな感じです。
iPadは見ての通りデバイス全体がディスプレイ、何かを操作することよりも、何かを視ることに特化したデバイスだと言えます。
iPadよりも先にタブレットPCが販売されていますが、キーボードが無い分だけコンパクトなノートPCの代替機、見たいなコンセプトだったせいか、あまりヒットしているように見えません。
それに比べると、アップルの電子書籍端末というコンセプトは、iPadの特性を最大限に生かした戦略のように思えます。
そして、このことはメーカー側だけでなく、ユーザー側にも言えることなのだろうと思います。
つまり、iPadを電子書籍端末としてではなく、ノートPCの代替機という視点で使ってしまうと、うまく行かないであろうと言うことです。
もし、iPadをノートPCのように使おうとすると、まず真っ先に外付けキーボードが欲しくなります。もしかしたら、ペンも欲しくなるかもしれません。でも、それらを集めると、結局のそれら全てが一体化しているノートPCの方がいい、という結論になってしまいます。
ノートPCと比較してiPadを批判している記事を見た事がありますが、それは的外れな批判のように思います。
おもわずキーボードが欲しくなるようなiPadのアプリがあったとするなら、それは何かが間違っているように思います。
そんな中、早くも「iPadに飽きた」という声も出ているようですが、おそらくそれは、iPadをノートPCの代替機として見てしまったユーザー達なのではないだろうか?
ただ、アップルはアップルで、iPadがあれば何でもできる、という宣伝をしてそんなユーザーを喰いものにしていたような感じもあります。
たしかに、iPadには電子書籍以外の用途にも使えますが、それらはあくまで付加価値なのだろうと思います。
そんなわけで、電子書籍市場って、iPadの売り上げに見るほど広がっていないように見えます。
まあ、考えて見れば、電子書籍ってもともと特別なニーズがあったわけでもないですしね。
例えば、iPod + iTunesによるiTunes Music Storeでは、アルバムのバラ売り戦略が見事にユーザーの潜在的ニーズにヒットしたわけですが、書籍に対する潜在的ニーズって、いったい何なのでしょうね?
こういった状況下でも、メーカー側は熱く盛り上がっているようで、iPadの対抗製品&サービスがぞくぞく発表されたり、既存の書籍の電子化や、iPadの電子書籍アプリの開発も活発に行われているようです。
ただ、そういったメーカー側の活動に、ユーザー側がついていけてない感じもしますがね。
このまま、狭い市場に多くのメーカーやサービスが乱立し、やや混沌とした状況になっていくのでは、と思ったりもしています。
それでも、僕の本棚は技術系の書物でいっぱいなので、もしそれらが全てiPadに収まるなら、それはとても魅力的な話なわけです。(ついでに言うと、引っ越しも多いし。。。)
そうするためにも、とりあえず欲しい電子書籍の品揃えがよくならないとなりませんがね。
僕がiPadを手にするのは、いったいいつの日になるでしょうか。






